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全ての産業が土をよくする社会を目指して

イタリア・日本・ドイツなど国際的な企業が参画する「JINOWA」は、脱炭素や生態系回復に「健康な土」を作ることを通して取り組むための国際的なコンソーシアムです。

企業や暮らしのあらゆる活動が、コロナによって大きく停滞した2020年、世界ではたった年間7%の二酸化炭素削減効果しか見られなかったことがわかっています。

私たちは太陽光パネルを購入したり、プラスチックをやめたり、電気自動車を購入したりする以上の方法で、地球の共通課題である環境と生態系の回復へ向けた抜本的な転換が必要なのです。

脱炭素の最大の削減メカニズムは自然の炭素循環を生かすことであり、健康で肥沃な土壌には大気中の二酸化炭素を大きく吸収し貯蔵する力があります。また同時に炭素が地中に多く含まれていることで土壌の肥沃度が増すこともわかっています。

土の健康は植物、人間、あらゆる生命すべてに結びついており、土を良くすることは人々のウェルビーングにも大きく寄与します。

私たちは産業のあらゆる廃棄をなくし「土をよくすること」を目指した仕組みへの転換をすることが、地球環境だけでなく、人間を含むあらゆる生態系を回復する大きなソリューションになると考えます。

発起人のメッセージ

JINOWAは「地の環、知の輪、千の和」の3つの意味を重ね、あらゆる生態系に繋がっている人間や地域に根ざす産業のあり方、廃棄をゴールとせず、良い土にしてその土地に還すまでを一つのサイクルとする世界中のビジネスを結びつけていくことを意図して名付けられました。

日々の営みの中で、建物や暮らしの道具などを土に還すことを実践することは、現代社会の中で忘れ去られてしまいました。

現代ではコンクリートや石などで頑健なものを作り、長く使い続けることがサステナビリティと思われがちですが、日本人は朽ちやすく簡単に壊すことができる土や木などの自然素材で衣食住の全ての暮らしを生み出し、適切な手入れしながら多種多様な文化を育んで来ました。そして定期的に作り替える手入れの知恵や土に還すことによって、自然を損なわず新しさを保ちながら暮らして来たのです。

日本の神様は新しく美しいもの、「常若(とこわか)」を好みます。例えば20年おきに作り変えられる日本の神道の中心である伊勢神宮の文化などを見ても新しいものに宿る生命力を尊ぶ考え方を表しています。

実際に伊勢神宮で神に捧げる食事に使われる器は全て素焼きの土で出来ており、年間約60,000個の土器が手で作り続けられています。そして神宮では一度使われた土器は再使用せず、細かく砕いて土に還すという営みが1300年続いているのです。

このように自然素材を用い、日々新しいものを生み出しては土に還すことを、日常生活の中であたりまえの習慣とすること、それこそが自然との調和・共生の実践であり、世界がこれから目指すべき環境と生態系回復へ向けた日本発の循環社会モデルとして発信していきたいと考えています

土と命が輝く未来の社会を目指して世界へ向けて、イタリア・ヴェネチアからJINOWA出航です。

2021年5月1日

JINOWA 発起人 齋藤由佳子
株式会社 GEN Japan 代表取締役社長

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